めの付く言葉

目に青葉 山ほととぎす初鰹

目に青葉 山ほととぎす初鰹

目に青葉 山ほととぎす初鰹
  山口素堂のよく知られた句である。
鰹は回遊魚であるから一ヵ所に止まってはいない。
十月末、台湾沖に集結した鰹の大群は太平洋を日本沿岸に向って北上し、
一月には鹿児島沖を通過するので、鹿児島では寒中に初鰹が楽しめるし、
鰹節の製造も始まる。鰹の群が土佐沖、紀州沖を通過して相模の海に来るのは青葉の候となる。
「目に青葉」の句はそれを詠んだもの。
鰹のように、表面が青光りして、肉が赤身を持つ魚は、昔は下魚とされ武士や
貴族は口にしなかったが、鎌倉武士は何事にも言葉の縁起で、鰹を大いに食べた。
「かつお」は勝男に通ずるからである。


Copyright (c) 2008 めの付く言葉 All rights reserved.